歩兵第2連隊(ほへいだい2れんたい、歩兵第二聯隊(旧字体:步兵第二聯隊󠄁))は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
沿革
- 1874年(明治7年)12月19日 - 東京鎮台歩兵第2連隊として軍旗拝受、連隊本部は宇都宮の宇都宮城内に置かれる
- 1877年(明治10年) - 西南戦争に従軍
- 1884年(明治17年)6月 - 連隊本部を宇都宮から佐倉に変更、宇都宮歩兵第2連隊第2大隊も佐倉へ移駐する
- 1888年(明治21年)5月12日 - 東京鎮台が改組となり、新設された東京第1師団佐倉歩兵第2旅団隷下となる
- 1894年(明治27年) - 日清戦争に従軍
- 1899年(明治32年)3月31日 - 東京を29日に出発し佐倉に移転。
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍
- 1907年(明治40年)9月 - 東京第1師団佐倉歩兵第2旅団隷下から、宇都宮第14師団水戸歩兵第27旅団隷下に変更となる
- 1908年(明治41年)4月 - 佐倉から水戸へ転営
- 1909年(明治42年)3月28日 - 茨城県東茨城郡渡里村に移転。
- 1919年(大正8年)4月 - シベリア出兵のためハバロフスクに上陸
- 1920年(大正9年) - 尼港事件で第3大隊が全滅
- 1931年(昭和6年)3月7日 - 上海呉淞に上陸、第一次上海事変
- その後満州駐留、熱河作戦などに従軍
- 1934年(昭和9年)5月 - 帰還
- 1937年(昭和12年)9月4日 - 塘沽に上陸、永定河敵前渡河、保定会戦に参加
- 1939年(昭和14年)9月26日 - 復員下令、水戸へ帰還
- 1940年(昭和15年)8月 - 満州駐屯
- 1944年(昭和19年)4月 - パラオ諸島ペリリュー島の守備に就く
- 11月24日 - 決別電報を発信し玉砕
歴代連隊長
脚注
参考文献
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 『官報』
- 茨城郷土部隊史料保存会・水戸歩兵第二聯隊会・水戸工兵第十四聯隊会編『栄光の軍旗 : あ丶、我が水戸の二聯隊』大盛堂書店出版部、1972年。
関連項目
- 大日本帝国陸軍連隊一覧
- ペリリューの戦い
外部リンク
- 遠ざかる記憶 - 水戸市
- 水戸第2連隊の軌跡 - 茨城県立歴史館
- 水戸二連隊ペリリュー島慰霊会



