国際連合安全保障理事会決議38(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ38、英: United Nations Security Council Resolution 38, UNSCR38)は、1948年1月17日に国際連合安全保障理事会で採択された決議。初となるインド・パキスタンのカシミール情勢に関してのものである。

内容

インドとパキスタンの政府からの声明を受けて緊急の事態と、認めたうえで同組織に対し、その権限の範囲内においてカシミールの状況を悪化させることをいかなる形でも控え、それを改善するために自由に使える手段を展開するよう求めた(第1条)。さらに両政府には、理事会の検討下にある間、状況の重大な変化について直ちに理事会に通知・協議するよう要請している(第2条)。

決議は、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国とソビエト連邦が棄権したが、賛成9票が投じられ承認された。

参考文献

  • 国連図書館の決議のテキスト

関連項目

  • 国際連合安全保障理事会決議の一覧 (1-100)

外部リンク

  • 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:United Nations Security Council Resolution 38

国連安全保障理事会の変質と日本 外交・安全保障 研究 公益財団法人 中曽根康弘世界平和研究所

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安全保障理事会 国連広報センター

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