トーマス・スティーブン・ゴーゼラニー(Thomas Stephen Gorzelanny, 1982年7月12日 - )は、アメリカ合衆国・イリノイ州クック郡エバーグリーンパーク出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLB・ニューヨーク・メッツ傘下に所属。
経歴
プロ入り前
2000年のMLBドラフト38巡目(全体1132位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名を受けるが、入団せずにカンザス大学へ進学した。
プロ入りとパイレーツ時代
トリトン・カレッジ在学時の2003年、MLBドラフト2巡目(全体45位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され、77万5000ドルの契約金で入団。
2005年9月20日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。メジャー3年目の2007年には32試合に先発して14勝6敗、防御率3.88を記録したが、翌年は防御率6点台と不振に陥り、その後も目立った成績は残せなかった。
カブス時代
2009年7月30日にケビン・ハート、ホセ・アスカニオ、ジョシュ・ハリソンの計3選手とのトレードで、ジョン・グラボウと共にシカゴ・カブスへ移籍した。
2010年はカルロス・ザンブラーノの代役で先発を任されることが多かった。オフにはカブスがマット・ガーザを獲得したことでトレード要員になった。
ナショナルズ時代
2011年1月19日に若手3選手との交換で、ワシントン・ナショナルズへ移籍した。移籍1年目は5月に肘を痛めて故障者リストに入り、後半戦はブルペンに回された。
2012年は主にロングリリーフとして起用され、防御率2点台と結果を出した。しかし、リリーフとしては割高な年俸がネックとなり、シーズン終了後にノンテンダーFAとなった。
ブルワーズ時代
2012年12月21日にミルウォーキー・ブルワーズと総額570万ドルの2年契約を結んだ。
2013年は43試合に登板し、3勝6敗・防御率3.90だった。9月3日にから左肩の故障で離脱し、オフの12月7日に左肩の手術を行った。
2014年3月30日に前年の手術の影響で15日間の故障者リスト入りし、6月14日に復帰。この年は23試合に登板し、0勝0敗・防御率0.86だった。オフの10月30日にFAとなった。
タイガース時代
2015年1月6日にデトロイト・タイガースと100万ドルの1年契約を結んだ。30試合に登板して防御率6点台と不振で、7月3日にDFAとなった。8日にAAA級トレド・マッドヘンズに異動した。その後、8月9日に昇格し、再びメジャー契約を結んだ。最終的には自己最多の48試合に登板し、通算300試合登板を達成したが、復帰後もそれほど調子が上がる事なく防御率5.95でシーズンを終えた。オフの11月2日にFAとなった。
インディアンス時代
2015年12月21日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、2016年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
2016年は開幕から傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでプレー。6月1日にマーロン・バードの出場停止に伴って40人枠が空いたため、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。7月4日にDFAとなった後、8日に40人枠を外れる形でAAA級コロンバスへ配属されたが、翌9日にFAとなった。
オリオールズ傘下時代
2016年7月24日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級ノーフォーク・タイズで7試合に登板したが、8月13日に自由契約となった。
メッツ傘下時代
2017年2月15日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
詳細情報
年度別投手成績
- 2017年度シーズン終了時
背番号
- 61(2005年)
- 50(2006年)
- 24(2007年 - 2009年途中)
- 22(2009年途中 - 同年終了)
- 32(2010年 - 2015年)
- 33(2016年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 G
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Tom Gorzelanny (@TGorz) - X(旧Twitter)
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